古代の吉野を楽しめる作品紹介

余談ですが、壬申の乱は有名な出来事であるため、小説やマンガなどでも取りあげられています。このような本をご覧いただくと、一層、古代の吉野をお楽しみいただけるかもしれません。ここでは、壬申の乱をはじめとする、古代の吉野が作中に描かれるマンガや小説をご紹介します。
(なお、各図書の内容については、お近くの図書館などでお調べいただきますようにお願いします。当方ではお答えをいたしかねる場合があります。)

壬申の乱などを描くマンガなど

作品名


作者

出版社

吉野登場の程度

舞台

セリフ

火の鳥(太陽の巻)


手塚治虫

1992

角川文庫


天上の虹

7

里中満智子

1988

講談社


天離る月星


長岡良子

2003

秋田文庫


天智と天武

9

園村昌弘ほか

2016

小学館


天つ雷鳴


河村恵利

2000

秋田書店



天の果て地の限り


大和和紀

2007

講談社漫画文庫




また、後の時代になると、壬申の乱のエピソードや伝承が、様々な形で伝えられるようになっていきます。それは、例えば五節舞や謡曲「国栖」、国栖奏などが挙げられます。これらに関係するマンガも、併せてご紹介します。

作品名

作者

出版社

内容

とりかえ・ばや

8

さいとうちほ

2015

小学館

五節舞

花よりも花の如く

1

成田美名子

2003

白泉社

謡曲「国栖」


※吉野登場の程度では、そのマンガに吉野がどのような形で登場するかを書いています。

  • 舞台=マンガに舞台として登場する。
  • セリフ=セリフや地図などで"吉野"が紹介されている。

※性に関した記述のあるものが含まれます。ご覧の際はご注意ください。

※なお、吉野は他にも様々な形でマンガに登場しています。吉野が登場するマンガに関心がある方は、こちらもご覧ください。


壬申の乱などを扱う小説

作品名

作者

出版社

吉野がでてくる状況

物語_応神天皇

田中繁男

1999

展転社

応神天皇の吉野行幸

青雲の大和

八木荘司

2008

角川グループ

古人大兄皇子

改新の女帝_皇極・斉明天皇私伝

田中富雄

1986

創芸出版

巫女王_斉明

小石房子

1997

作品社

斉明天皇の吉野行幸

かかみ野の土_壬申の乱

赤座憲久

1988

小峰書店

壬申の乱




























































橘三千代

梓沢要

2001

新人物往来社

唐衣

梓沢要

2004

講談社

妖の女帝_持統天皇

阿夫利千恵

2002

叢文社

万葉歴史物語_飛鳥の姫宮

飯塚知多夫

1974

桜楓社

鷺草_大津皇子とその姉と

池田美由喜

1999

新風社

奈良の残照

池谷知子

2008

かまくら春秋社

日本史の反逆者_私説_壬申の乱

井沢元彦

1997

角川書店

額田女王

井上靖

1972

新潮社

花の天武

上野陵弘

1961

関西文学社

新羅花苑_壬申の乱異聞

宇田伸夫

2001

近代文芸社

皓月3

梅前 佐紀子

2015

幻冬舎

名残の飛鳥_吾が妹_持統天皇の悲しき生涯

大森遼

2008

柏艪舎

天風の彩王

黒岩重吾

1997

講談社

剣は湖都に燃ゆ_壬申の乱秘話

黒岩重吾

1990

文藝春秋

影刀_壬申の乱ロマン

黒岩重吾

1994

文藝春秋

天の川の太陽

黒岩重吾

1985

中央公論社

闇の左大臣

黒岩重吾

2006

集英社

覇王_不比等

黒須紀一郎

1995

作品社

赤き奔河のごとく

倉橋寛

2011

風媒社

鉄の女帝_持統(天照らす持統)

小石房子

1999

作品社

白鳳の女帝_持統天皇私伝

近藤精一郎

1987

創芸出版

飛鳥創世記

斉藤道一

1978

講談社

日輪の賦

澤田瞳子

2013

幻冬舎

能楽ものがたり_稚児桜

澤田瞳子

2019

淡交社

炎の女帝_持統天皇

三田誠広

1999

広済堂出版

虚空の双龍

篠崎紘一

2008

新人物往来社

蘇我の娘の古事記

周防柳

2017

角川春樹事務所

天智帝をめぐる七人

杉本苑子

1994

文藝春秋

皇子謀殺

関裕二ほか

2010

芸文社

壬申の乱の母_大友皇子の母

藻里良子

1989

新人物往来社

紫の歌_額田王

高城修三

1994

有学書林

大友の皇子東下り

豊田有恒

1990

講談社

旅する女人

永井路子

1985

集英社

茜さす

永井路子

1988

読売新聞社

丹生都比売

梨木香歩

1995

原生林

明日香物語

野村貞治

1977


大海人皇子_壬申の乱と

浜田けい子

1983

さ・え・ら書房

小説壬申の乱_星空の帝王

樋口茂子

1996

PHP文庫

呪力戦記、壬申の乱

藤川桂介

1997

ネスコ

宇宙皇子

藤川桂介ほか

1984

角川書店

敵見たる虎か吼ゆると

三浦昇

1976

実業之日本社

白鳳の嵐_小説壬申の乱

町田俊子

2011

幻冬舎ルネッサンス

大海人皇子秘話

真弓常忠

2011

臨川書店

炎のように鳥のように

皆川博子

1982

偕成社

古代からの伝言_壬申の乱

八木荘司

2007

角川書店

女人たちの壬申の乱

横関朝子

1983

中日新聞社

飛鳥の風

吉田知子

1989

福武書店

筑紫の風: 憶良と旅人

吉森康夫

2017

幻戯書房

美濃路燃ゆ_小説壬申の乱

渡辺孝

1985

文渓堂

小説_大津皇子_二上山と弟と

上島秀友

2013

青垣出版

吉野の盟約


大津皇子

生方たつゑ

1978

角川書店

天翔る白日_小説大津皇子

黒岩重吾

1983

中央公論社

白鳳の挽歌_天武天皇の後裔たち

夏山重子

2007

郁朋社

朱鳥の陵

坂東眞砂子

2012

集英社

大津皇子

町田俊子

2015

幻冬舎メディアコンサルティング

白鳳の絶唱_大津皇子の生涯

山路麻芸

1987

春秋社

天紙風筆

赤瀬川隼

1998

新人物往来社

オヅヌ

麻乃いくこ

2004

碧天舎

役行者














役小角仙道剣

黒岩重吾

2003

新潮社

役小角_異界の人々

黒須紀一郎

1996

作品舎

続・役小角_神の王国

黒須紀一郎

1997

作品舎

外伝_役小角_夜叉と行者

黒須紀一郎

1997

作品舎

役小角、憑依す

藤川桂介

1997

文春ネスコ

神変_役小角絵巻

山本兼一

2011

中央公論新社

七人の役小角

夢枕獏ほか

2000

桜桃書房

役小角異聞_また還り見む

若井万福

2003

三一書房

キサキの大仏

奥山景布子

2012

中央公論新社

聖武天皇



美貌の女帝

永井路子

1985

毎日新聞社

銅鏡

坂口安吾

1947

中央公論社

キトラ・ボックス

池澤夏樹

2017

KADOKAWA

壬申の乱や万葉集に関連のある現代小説



隠された帝_天智天皇暗殺事件

井沢元彦

1990

祥伝社

吉野川

枡谷優

2004

編集工房ノア


※令和2年4月10日現在で、吉野町役場が把握できたものをご紹介しています。